WindowsからSSH接続する方法|OpenSSH・Tera Term・PuTTYの使い方

WindowsからSSH接続する方法

Windows環境からLinuxサーバへSSH接続する方法を理解しよう

Linuxサーバを管理する際、管理端末としてWindowsを利用している企業は少なくありません。

以前はWindowsからLinuxサーバへ接続するためにTera TermやPuTTYなどの専用ソフトが必要でしたが、現在のWindows 10およびWindows 11ではOpenSSH Clientが標準搭載されており、追加ソフトなしでSSH接続が可能になっています。

そのため現在では「OpenSSHを使う方法」「Tera Termを使う方法」「PuTTYを使う方法」の3つを理解しておけば、多くの環境に対応できます。

本記事ではWindowsからLinuxサーバへSSH接続する方法について、実務で利用される代表的な方法を解説します。

WindowsでSSH接続する方法

Windowsでは主に以下の方法が利用されています。

  • OpenSSH Client(標準機能)
  • Tera Term
  • PuTTY
  • MobaXterm
  • SecureCRT

現在はOpenSSH Clientが標準搭載されているため、まずはこちらを覚えることをおすすめします。

OpenSSH Clientとは

OpenSSH ClientはWindows標準のSSHクライアントです。

Linuxで利用するsshコマンドとほぼ同じ操作ができます。

PowerShellやコマンドプロンプトから利用可能です。

まずはインストール状況を確認してみましょう。

> ssh -V

実行例です。
OpenSSH_for_Windows_9.5p1

バージョンが表示されれば利用できます。

OpenSSH Clientで接続する

PowerShellまたはコマンドプロンプトを起動します。

基本的な接続方法は以下です。

> ssh student@192.168.60.101

接続するとパスワード入力を求められます。
student@192.168.60.101's password:

認証が成功するとLinuxサーバへログインできます。

初回接続時の確認メッセージ

初めて接続するサーバでは次のような確認画面が表示されます。

The authenticity of host can't be established.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?

問題なければ「yes」を入力します。

接続先情報は以下へ保存されます。

C:\Users\ユーザー名\.ssh\known_hosts

次回以降は自動的に確認されます。

別ポートへ接続する

SSHの待受ポートが22以外の場合は-pオプションを利用します。

ssh -p 2222 student@192.168.60.101

Linux版と同じ使い方です。

公開鍵認証を利用する

企業環境では公開鍵認証が一般的です。

秘密鍵を指定する場合は-iオプションを利用します。

> ssh -i C:\Users\user\.ssh\id_ed25519 student@192.168.60.101

正しく設定されていればパスワード入力なしでログインできます。

Windowsで鍵を作成する

Windows版OpenSSHでも鍵を作成できます。

> ssh-keygen -t ed25519

作成されるファイルは以下です。
C:\Users\ユーザー名\.ssh\id_ed25519
C:\Users\ユーザー名\.ssh\id_ed25519.pub

公開鍵をサーバへ登録することで公開鍵認証が利用できます。

Tera Termとは

Tera Termは日本で非常に利用者の多いターミナルソフトです。

特にインフラ研修やネットワーク機器の学習環境では現在も広く利用されています。

GUI操作が中心のため、初心者でも扱いやすい特徴があります。

Tera TermでSSH接続する方法

Tera Termを起動すると接続画面が表示されます。

  1. ホストへIPアドレスを入力
  2. SSHを選択
  3. OKをクリック
  4. ユーザー名入力
  5. パスワード入力

これだけで接続できます。

学習用途では現在も人気があります。

PuTTYとは

PuTTYは長年利用されているSSHクライアントです。

軽量で動作が安定しているため、現在も利用している企業があります。

特に古い運用環境ではよく見かけます。

PuTTYでSSH接続する方法

PuTTYを起動します。

以下を入力します。

  • Host Name:接続先IPアドレス
  • Port:22
  • Connection Type:SSH

Openボタンをクリックすると接続できます。

初回接続時はホスト鍵の確認画面が表示されます。

Windows Terminalとの組み合わせ

最近のWindows環境ではWindows Terminalも人気があります。

OpenSSH Clientと組み合わせることでLinuxライクな操作が可能になります。

PowerShell、コマンドプロンプト、WSLをタブ管理できるため非常に便利です。

SSH設定ファイルを利用する

OpenSSH ClientではLinuxと同じ設定ファイルを利用できます。

ファイルの場所は以下です。

C:\Users\ユーザー名\.ssh\config

設定例です。

Host dns
    HostName 192.168.60.101
    User student

Host mail
    HostName 192.168.60.102
    User student

設定後は以下だけで接続できます。

ssh dns

複数サーバを管理する場合に非常に便利です。

よくある接続エラー

Connection refused

Connection refused

主な原因です。

  • sshd停止
  • ファイアウォール設定
  • ポート番号違い

Permission denied

Permission denied

主な原因です。

  • パスワード誤り
  • 公開鍵未登録
  • ユーザー名誤り

Host key verification failed

サーバ再構築時などに発生します。

known_hostsの情報確認が必要になります。

実務でよく利用するSSHコマンド

ssh server01
ssh -p 2222 server01
ssh -i ~/.ssh/id_ed25519 server01
ssh -v server01
ssh server01 "hostname"
ssh server01 "systemctl status httpd"

Linux管理者であれば頻繁に利用するコマンドです。

OpenSSHとTera Termのどちらを使うべきか

学習目的であればどちらでも問題ありません。

ただし、今後Linuxやクラウド環境を本格的に扱う場合はOpenSSH Clientをおすすめします。

Linuxと同じコマンドが利用できるため、学習内容をそのまま実務へ応用できます。

Tera Termは初心者向け、OpenSSHは実務向けと考えると分かりやすいでしょう。

まとめ

WindowsからLinuxサーバへSSH接続する方法は複数ありますが、現在はOpenSSH Clientが標準となっています。

PowerShellやWindows TerminalからLinuxと同じsshコマンドを利用できるため、学習効率も高くなります。

一方でTera TermやPuTTYも依然として利用されているため、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。

まずはOpenSSH Clientで基本的な接続方法を習得し、その後公開鍵認証や設定ファイルの活用を学ぶことで、より効率的なサーバ管理ができるようになるでしょう。