iotop:ディスクI/O状況を監視するコマンド

iotop

iotopコマンドについての概要と詳細

iotopコマンドとは

iotopコマンドは、LinuxシステムでリアルタイムにディスクI/O(入出力)状況を監視できる便利なプロセス監視ツールです。CPUやメモリと同様に、どのプロセス(プログラム)がどれだけディスクへの読み書きを行っているかを「top」ライクなインターフェースで一覧表示します。I/Oボトルネックの特定や、重たいディスクアクセスのプロセス発見、パフォーマンスチューニングなど、システム管理や運用現場で幅広く活用されます。

主な用途

  • ディスクI/O負荷の高いプロセスやプログラムの特定
  • I/Oボトルネック(遅延・大量アクセス)の原因調査
  • ストレージ障害や高負荷状態のトラブルシューティング
  • ファイルサーバやDBサーバなどI/O集約システムのパフォーマンス監視

主な特徴

  • リアルタイム表示:現在I/Oを発生させているプロセスを一覧化、読み書き量やI/O待ちも表示
  • topコマンド風UI:キー操作でソートや一時停止、表示切替が可能
  • ディスクI/O専用:CPUやメモリでは見えないI/O関連のボトルネック可視化
  • 累積量と瞬間値:各プロセスのI/O合計量と現在値(瞬間速度)の両方を表示
  • root権限推奨:すべてのプロセスを監視するためにはroot権限が必要

基本的な使い方

sudo iotop
  • sudo iotop:すべてのプロセスのI/O状況をリアルタイム表示
  • sudo iotop -o:I/Oを発生させているプロセスのみ表示
  • sudo iotop -a:累積I/O量を表示
  • sudo iotop -P:スレッド単位ではなくプロセス単位で表示
  • sudo iotop -d 2:2秒ごとに画面更新

主なオプション一覧

オプション説明
-oI/Oが発生しているプロセスのみ表示
-a累積I/O量を表示
-Pプロセス単位で表示(デフォルトはスレッド単位)
-d [秒数]画面更新間隔を秒単位で指定
-n [回数]指定回数だけ表示して終了
-bバッチモード(非対話型で出力)

インストール方法

RPM系(RedHat, CentOS, Fedoraなど)
$ sudo dnf install iotop 

Debian系(Debian, Ubuntuなど)
$ sudo apt install iotop

iotopの活用ポイント

  • 急なディスクアクセス増加やI/O待ちが多発する場面で、原因プロセスを迅速に特定できる
  • DBサーバやファイルサーバのパフォーマンス監視や負荷分散設計に
  • cronやバックアップ処理の影響評価やリソース最適化にも活用

まとめ

iotopコマンドは、LinuxシステムのディスクI/O監視・分析に特化した必須ツールです。CPUやメモリ負荷だけでは特定できないI/Oボトルネックの調査や運用改善にぜひご活用ください。