kpcli:Perl製のKeePass向けCLIツール

kpcli

KeePass系CLI管理ツール「kpcli」の概要と基本的な考え方

kpcliとは何か

kpcliは、KeePass形式(.kdb / .kdbx)のパスワードデータベースをCLI(コマンドライン)から操作するための管理ツールです。 Perlで実装されており、対話型シェル(インタラクティブCLI)として動作する点が大きな特徴です。

GUIを使わず、ターミナル上ですべての操作を完結できるため、サーバー環境・SSH接続・CUI中心の運用と非常に相性の良いツールです。

kpcliの設計思想

  • 完全CLI主義: GUIに依存せずターミナル操作で完結
  • KeePass互換: 既存のKeePassデータベースをそのまま利用
  • 対話型操作: シェル感覚でパスワードを管理
  • 軽量・単純: 多機能化を避けた実直な設計

kpcliで管理できる情報

  • Webサービスや社内システムのログイン情報
  • サーバー管理用アカウント
  • APIキー・アクセストークン
  • データベース接続情報
  • メモ・補足情報

kpcliの主な特徴

  • 対話型CLI: 起動後は専用シェルで操作
  • KDBX対応: KeePass / KeePassXC のDBを操作可能
  • GPG不要: マスターパスワード方式
  • スクリプト耐性: 標準入出力と相性が良い

keepassxc-cliとの違い

  • keepassxc-cli: 単発コマンド型、GUI連携重視
  • kpcli: 常駐シェル型、CUI操作重視

kpcliは「コマンドを打って即終了」ではなく、「入って操作する」タイプのCLIツールです。

kpcliが向いている利用シーン

  • SSH接続先でパスワードを確認したい場合
  • GUIが使えない最小構成サーバー
  • CUI中心の運用が好きなユーザー
  • KeePass資産をCLIで活用したい場合

kpcliが向いていないケース

  • GUIとの併用を前提としたい場合
  • git管理や差分レビューを重視する場合
  • チーム単位の権限分離が必要な場合

kpcliの位置づけ

  • 個人・最小構成CLI: pass
  • チーム共有・git前提: gopass
  • GUI/CLI併用: keepassxc-cli
  • 対話型CLI(KeePass系): kpcli
  • 設定ファイル暗号化: sops

基本的な使い方(概念)

  • 起動: データベースを指定して起動 $ kpcli --kdb secrets.kdbx
  • 一覧表示: グループやエントリを表示 kpcli:/> ls
  • エントリ表示: パスワードを確認 kpcli:/> show service/example
  • 追加: 新規エントリを作成 kpcli:/> add
  • 終了: セッションを終了 kpcli:/> quit

まとめ

kpcliは、KeePassデータベースを完全にCLIだけで扱いたいユーザー向けの実直な管理ツールです。 GUI連携やモダンさでは keepassxc-cli に譲りますが、SSH先・最小構成・対話型操作という文脈では今でも強い価値を持っています。

「GUIはいらない、ターミナルだけでいい」 そんなUnixライクな運用を好む環境では、kpcliは非常に頼れる存在です。