Linuxのジョークコマンド「sl」と「cowsay」で遊ぼう!

Linuxには、ユーモアを提供するためのジョークコマンドがいくつか存在します。その中でも特に有名なのが「sl」と「cowsay」です。これらのコマンドは、システム管理者やプログラマーが息抜きをするために使われることがあります。今回は、それぞれのインストール方法と実行例について紹介します。

1. sl (Steam Locomotive)

「sl」コマンドは、lsコマンドのタイプミスをユーモアに変えるものです。通常、lsと入力しようとして間違ってslと入力した際に、画面に蒸気機関車が走り出すというジョークコマンドです。

インストール方法:

RedHat系のCentOSやrockylinuxでは、以下のコマンドでインストールできます。

# yum install sl

実行例:

インストール後、slと入力して実行します。

# sl
# sl -a
# sl -l
# sl -c

すると、ターミナル上を蒸気機関車が通過するアニメーションが表示されます。

2. cowsay

「cowsay」コマンドは、牛が指定されたメッセージを吹き出しで表示するユーモアあふれるコマンドです。カスタマイズ可能で、様々なキャラクターを追加することもできます。

インストール方法:

RedHat系のCentOSやrockylinuxでは、以下のコマンドでインストールできます。

# yum install cowsay

実行例:

インストール後、cowsayと入力してメッセージを渡します。

# cowsay hello koan!

このコマンドを実行すると、以下のような結果が表示されます。

 ___________
< Hello koan! >
 -----------
        \   ^__^
         \  (oo)\_______
            (__)\       )\/\
                ||----w |
                ||     ||

さらに、cowthinkコマンドを使うと、牛が考えているようにメッセージを表示することもできます。

# cowthink I'm thinking...
____________
( I'm thinking... )
 -------------
        o   ^__^
         o  (oo)\_______
            (__)\       )\/\
                ||----w |
                ||     ||

まとめ

「sl」と「cowsay」は、Linuxターミナルにユーモアをもたらすジョークコマンドです。以下の手順で簡単にインストールし、楽しい時間を過ごすことができます。

これらのコマンドを使って、日常の作業にちょっとした楽しさを加えてみてください。