Rocky Linux:みんなで作るエンタープライズLinux

目次
Rocky Linuxについての概要と詳細
Rocky Linuxとは
Rocky Linux(ロッキー・リナックス)は、エンタープライズ用途に最適化されたオープンソースのLinuxディストリビューションであり、CentOSが商用寄りに転換されたことをきっかけに誕生しました。Red Hat Enterprise Linux(RHEL)と完全互換を目指してコミュニティ主導で開発されており、「みんなで作るエンタープライズLinux」の理念のもと、商用サポートが不要な企業や教育機関、クラウド、研究分野まで広く活用されています。
誕生の背景と開発体制
CentOSの開発終了(CentOS Streamへの移行発表)を受け、CentOS共同創始者のGregory Kurtzer氏によって2020年にプロジェクトが立ち上げられました。企業・有志開発者・世界中のユーザーが参画し、財団形式で透明性高く運営。公式サイトやGitHubでコード・ビルド状況・リリース方針が公開されています。Red Hat互換ディストリとして、システムの長期安定稼働を重視する現場から厚い信頼を集めています。
主な特徴と強み
- RHELと完全バイナリ互換(アプリケーション、カーネル、パッケージ管理、運用ノウハウがそのまま使える)
- 商用サポートが不要なシステム・クラウド環境に最適
- 安定・長期サポート(10年ライフサイクル)で、サーバ・業務インフラにも安心
- 活発なグローバルコミュニティと財団による透明な運営
- シンプルなインストーラー(Anaconda)と、豊富なドキュメント・FAQ
- RPM/dnfパッケージ管理、SELinux、Firewalldなどエンタープライズ向け機能も網羅
- クラウド・仮想化環境、x86_64/ARM64/Powerなど幅広いアーキテクチャに対応
- 商用RHELユーザーのテスト・開発用途や、教育・公共分野でのコスト削減にも最適
主な用途・ターゲット
- 企業サーバ・クラウド・ホスティング・学術/研究インフラ
- Web/DB/ファイルサーバ、仮想基盤、ストレージシステム、エッジ・IoT分野
- CentOSやRHELからのスムーズな移行・互換運用
- 長期運用が求められる公共・金融・医療現場
インストール・導入方法
- 公式サイトからISOイメージをダウンロードし、USB/DVDで起動
- わかりやすいグラフィカルインストーラー(Anaconda)で初心者でもセットアップ容易
- UEFI/SecureBootや多言語環境、Btrfs・LVM・RAIDなど先進技術にも対応
- RHELやCentOSと同じコマンドや管理手法が利用可能
パッケージ管理・アップデート
- dnf/yumコマンドによるパッケージ管理。EPELリポジトリも利用可
- セキュリティアップデートやパッチ配信もRHELと同等に迅速
- 商用・クラウド・オンプレ・仮想化の各シーンで実績多数
コミュニティ・サポート体制
- 公式フォーラム・メールリスト・IRC、Slackなど活発なコミュニティ
- 日本語情報・各種解説も充実。グローバルに発展中
- 公式ドキュメント・導入事例・リリースノートも入手しやすい
まとめ
Rocky Linuxは、誰でも安心して長期運用できる「みんなで作るエンタープライズLinux」です。RHEL完全互換、透明な開発、長期サポートで、企業・教育・クラウド・公共現場まで幅広い現場で今後のスタンダードとなるディストリビューションです。





