~/.bash_logout:ログアウト時に実行されるスクリプト

目次
~/.bash_logoutについての概要と詳細
~/.bash_logoutとは
~/.bash_logout は、Bashシェルのログインセッションを終了する際に自動的に実行されるスクリプトファイルです。
ログインシェルを終了(exit または Ctrl+D)したタイミングで、このファイルに記述されたコマンドが実行されます。
主な用途
- ログアウト時のクリーンアップ処理(例:一時ファイル削除、履歴保存)
- ログメッセージやログアウト通知の表示
- シェル終了時に必要なスクリプトの実行
内容の例
# ~/.bash_logout の例
# 一時ファイルの削除
rm -f /tmp/my_tempfile_*
# ターミナルの画面をクリア
clear
# ログアウトメッセージ
echo "ログアウトしました。お疲れ様でした。"注意点
~/.bash_logoutは ログインシェルでのみ実行され、非ログインシェルでは無視されます。- GUI端末(例:GNOME Terminalなど)で起動する 非ログインシェルでは動作しません。
- クリーンアップ対象のファイルやコマンドに注意しないと、重要なファイルを誤って削除するリスクがあります。
関連するファイル
| ファイル | 用途 | 読み込まれるタイミング |
|---|---|---|
~/.bash_profile | ログイン時の初期化 | ログインシェル開始時 |
~/.bashrc | 対話シェルの設定 | 非ログインシェル開始時 |
~/.bash_logout | ログアウト時の処理 | ログインシェル終了時 |
まとめ
~/.bash_logout は、ログインシェルが終了するときに自動実行されるファイルであり、ログアウト時に行いたい処理(後始末や通知など)を記述するのに適しています。
非ログインシェルでは利用されないため、ターミナルの種別によって実行されるかどうかに注意が必要です。正しく活用することで、セッションの終了時に自動化を行い、快適なシェル環境を維持することができます。





