bc :標準CLI電卓、任意精度・浮動小数点可

目次
bcコマンドについての概要と詳細
bcコマンドとは
bc(Basic Calculator)は、UNIX/Linux標準のCLI電卓プログラムです。対話型(インタラクティブ)またはスクリプトモードで動作し、整数・浮動小数点の任意精度計算や四則演算、複雑な数式処理、変数・関数・条件分岐を含むプログラム的な計算まで対応しています。シェルスクリプトやパイプライン処理の中でも多用され、手軽で高機能なコマンドライン電卓の定番です。
主な特徴と使いどころ
- 任意精度の演算: scale変数で小数点以下の桁数を自在に指定可能(例:
scale=5で5桁) - 四則演算+数式処理: 加減乗除、括弧、べき乗などもサポート
- 浮動小数点計算もOK: 標準の
exprより高機能 - スクリプト化や関数定義: 複雑な計算やループ処理にも対応
- 対話型とパイプ対応: シェルから数式を渡してすぐ計算結果を取得できる
- ほぼ全てのUNIX/Linuxでプリインストール: 軽量・高速・依存なし
インストール方法
Debian/Ubuntu系:
$ sudo apt install bc
Fedora系:
$ sudo dnf install bc主な使い方・例
対話型で使う:
$ bc と入力後、数式をそのまま打ち込んでEnter。終了は quit 。
ワンライナーで使う:
echo "3.5 * 2.1" | bc
echo "scale=8; 1/3" | bc (小数点以下8桁で計算)
シェルスクリプトから変数代入:
result=$(echo "scale=4; (2+5.2)/3" | bc)
平方根や三角関数(-lオプション):
echo "scale=5; sqrt(2)" | bc -lまとめ
bcは、「軽快かつ高精度な計算」をCLIでサッと実現できる、UNIX/Linuxユーザー必携の標準電卓コマンドです。ちょっとした計算からスクリプトの中核まで幅広く活用でき、初心者から上級者まで安心して使えるツールです。






