evince:軽快に開く、定番PDFリーダー

目次
evinceコマンドについての概要と詳細
evinceとは
evince は、PDFやPS(PostScript)、DjVu、DVI、XPSなど、さまざまなドキュメント形式に対応したGNOMEデスクトップ向けの軽量ドキュメントビューアです。LinuxをはじめとしたUNIX系環境で広く利用されており、直感的な操作性と高速な描画性能が特徴です。
主な特徴と機能
- PDF、PostScript、DjVu、DVI、XPS、TIFFなど多形式に対応
- シンプルで使いやすいGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)
- 検索機能、目次表示、サムネイルナビゲーション
- 印刷機能、ページの回転やズーム、フルスクリーン表示
- しおりや注釈、フォーム入力にも対応(一部PDF機能)
- キーボードショートカットも充実
- 複数ページの一括表示や逆順表示など、資料閲覧・レビュー用途にも便利
基本的な使い方
$ evince ファイル名.pdf- ファイルをダブルクリックしても開くことが可能
- 複数のPDFや他形式ドキュメントを同時に開いてタブ切替もできる(バージョンによる)
インストール方法
Debian/Ubuntu系
$ sudo apt install evince
Fedora系
$ sudo dnf install evince利用シーンと活用例
- 会議資料や電子書籍、論文PDFの閲覧・印刷
- 多ページPDFのサムネイル一覧表示で素早くページ移動
- 目次やしおりを活用して大容量ドキュメントを効率的に読む
- Linux環境に標準的なPDFビューアとしてオフィス・教育現場で広く採用
まとめ
evince は、Linuxデスクトップ環境で定番の多機能PDFリーダーです。高速・軽量な動作とシンプルなUIで、日常の資料閲覧からビジネス・学術用途まで幅広く活用されています。PDFをはじめ様々な形式のドキュメント閲覧に、迷ったらまずevinceを選んでみましょう。






