dud:インタラクティブなディスク使用量可視化ツール

目次
qduツールについての概要と詳細
qduツールとは
qdu
は、LinuxやUNIX系OS、macOSなどで利用できる、テキストベースのインタラクティブなディスク使用量解析ツールです。du
コマンドと同じくディレクトリ・ファイルごとの容量を調べることができますが、qduは対話的な操作や色付きのわかりやすいツリー表示、キーボードでの階層移動に対応しており、容量の大きなフォルダやファイルを直感的に探すのに便利です。
主な用途
- ディレクトリ・ファイルごとのディスク使用量の可視化
- サーバやPCの大容量ファイルの特定と整理
- 階層構造をたどりながら、容量の多い部分を簡単に発見
主な特徴
- インタラクティブなツリー表示:色分けされたディレクトリツリーで、各階層の使用容量を視覚的に表示
- キーボード操作によるナビゲーション:上下キー・左右キーで階層移動、Enterで詳細表示など、直感的な操作性
- 高速な集計:大きなディレクトリ構造でも軽快な動作
- 人間に分かりやすい単位で表示:MB、GB、TBなど容量が自動で最適表示
- カラフルなUI:視覚的にも見やすいカラー表示を採用
基本的な使い方
qdu [ディレクトリ]
qdu
:カレントディレクトリ配下の使用量を対話的ツリーで表示qdu /var/log
:指定ディレクトリの解析- キーボード(矢印キーやEnter、q)でインタラクティブに階層を移動
主な操作キー
- ↑/↓:表示行の選択
- ←/→:親ディレクトリ・子ディレクトリへの移動
- Enter:選択ディレクトリを掘り下げて表示
- q:終了
インストール方法
RPM系(RedHat, CentOS, Fedoraなど)
$ sudo dnf install qdu
Debian系(Debian, Ubuntuなど)
$ sudo apt install qdu
その他・最新版の導入: 公式GitHubからソースやバイナリを取得
まとめ
qduコマンドは、ディスク使用量の可視化と分析をコマンドライン上で直感的に行える便利なツールです。色付きのツリー表示や簡単なキーボード操作により、大容量ファイルや不要なディレクトリをすぐに発見でき、サーバ運用やPCのストレージ整理に非常に役立ちます。シンプルながら実用的なディスク管理ツールとしてぜひ活用してください。